
駅員の立場を利用し通勤区間で無賃乗車を繰り返したとして、東京都交通局は30日、都営浅草線西馬込駅の男性駅員(50)を懲戒免職処分にした。自宅最寄り駅の自動改札を通過した
ICカード乗車券の記録を職場の端末機で抹消したり、ICカードを使うふりをして改札を無理やり突破したりするような手口で、計95回約4万円分の運賃支払いを免れていたという。
交通局によると、駅員は昨年3月1日から12月24日まで出勤の度に不正を繰り返した。神奈川県内の自宅から私鉄の2路線を使い都営浅草線に乗り継ぐため、ICカードを使わない
場合は改札の出入り口を計4カ所も強行突破していた。
12月24日、駅員が乗換駅の改札を突破し、西馬込駅の事務室に入るまでの一部始終を目撃した乗客が、別の駅員に連絡して発覚した。駅員は「パチンコなどのギャンブルで借金があり、
生活が苦しかった」などと事実関係を認めているという。【和田浩幸】
http://mainichi.jp/select/news/20140501k0000m040078000c.html
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